シド・ヴィシャス
セックスピストルズの二代目ベーシスト、パンクのカリスマ、
「シド・ヴィシャス」の1981年にリリースされたアルバム。
「シド・シングス」
ピストルズ解散後に単独で行ったライブ音源を掻き集めた作品。
ピストルズ加入直前のシドは、カッコ良かった。
皮ジャンに破れたジーンズ。
中学だった私は、彼のファッションを真似しました(実際、シドの初期のファッションはラモーンズの真似だったみたいですが)
むっつりとしてペースを早弾きする姿。
とにかく、カッコ良かった。
しかし、後期になるとドラッグに溺れ、演奏もままならず、ペースを弾けないベーシストと言われるようになる。
当時の映像を見てもその様子が分かる。
ピストルズのデビューアルバム
「NEVER MIND BOLLOCKS」を朝から晩まで何回も聞いてた私ですが、通信販売で買ったブートレグ(海賊版)のライブアルバムを聞いて、その下手くそな演奏に腰を抜かしたもんでした。
やはりピストルズはジョンがいるからこそピストルズだ、と実感するようになりました。
しかし、初期のシドのカッコ良さに自分が多大なる影響を受けたのは間違いない事実で、ペースを始めるきっかけとなったのも彼の姿を見たからでした。
生前、常に
「自分は25歳まで死ぬ」と言ってたのが、実現してしまうという人間の怖さを感じた時期でもありました。
最近、某携帯電話会社のCMでシドの歌う
「マイ・ウェイ」が使われているのにビックリしました。
「なんでシド?」てな感じで・・・・・。
もう30年以上も前の出来事になりますが、ピストルズと、シドに夢中になってたあの時間を私はいつまでも忘れることはないでしょう。
シド・ヴィシャス(本名 ジョン・サイモン・リッチー): 1979年 2月2日 オーバードースのため死去 享年21歳
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